若頭からの愛に困ってます



「俺も悪いが仕事でこの後行く」


仕事?



「そうなんですか!ちなみにどこに殴り込みしに行くんですか?」



「は?」


え?違うの?



だって、ヤクザといえば真っ昼間から殴り込みでしょ?



違うの?



「違いますよ愛梨さん」



「ひぃっ!!」



ガタンッ!!



急に後ろから声をかけられたもんだからビックリして両膝をテーブルにぶつけた。



「カズさん!気配消して入らないで下さいよ!ビックリするじゃないですか!」



「これは失礼しました。二人の邪魔をしてはいけないと思ったものですから」



全然邪魔して頂いて大丈夫ですので!!



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