カゼカオル
今のところ良い感じだ。
空も少し暗くなってきている。

次に大きな観覧車に乗った。

ここは僕が彼女に告白した場所。

「すごい。すごすぎる。
河上くんよく知ってるね。ここ。」

「高いね。河上くんは怖くないの?」

ついに僕は勇気を振り絞って、

「あ、あのさ。」

「ん?なに?」

「僕たち昔付き合ってたって言ったら
どうする?」

今まではしゃいでた顔が
真剣になった。
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