カゼカオル
「部活長引いちゃって。
ごめんね、待たせて。」

汗をかいてさっぱりした比野さん。

「いいよ。
比野さんがバスケしてるの見るの
なんか楽しかった。」

「えぇ、ほんと?嬉しい。」

タオルで汗を拭きながら髪の毛を
ほどいた。

ほんのりシャンプーの香りがした。
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