カゼカオル
僕はその日の彼女の言葉が本当
だと信じることができなかった。

怖くなり携帯のアルバムを遡ると
たしかに僕と彼女は付き合っていた。

少し幼い彼女と僕が楽しそうに
写っていた。

再会した彼女は僕のことを完全に
忘れていた。

彼女からすれば僕はただの同級生。

< 7 / 147 >

この作品をシェア

pagetop