夢の番人
旅の始まり
「おーい、おーい、もっしもーし」

マネージャーが俺を呼んでいる。

「うーん。うるさいなぁ〜まだ時間じゃあーないだろう、もう少し寝かせてくれ〜」

「起きてくっださーい」と体を揺すられる。

「いい加減にしろよ、マネージャー」と手で押し返えして目を開ける。
「アレここどこだ？」とキョロキョロと辺りを見回す。

「アッ、起きた」

そこは草木も枯れて殺風景な場所空はどんよりして今にも雨が降りだしそうだった、目の前にはどこまでも続きそうな道が続いている。

「確か楽屋で次の稽古まで寝てたハズ」

「本体はその楽屋ってところで寝ていますよほら」

目の前に40型のテレビ画面が現れ８畳ぐらいの和室楽屋であぐらをかきスポーツブランドの黒のジャージ姿のままテーブルにつっぷして寝ている自分姿が映っている。

「あっ、本当だ」と目をパチクリ

「ココはあなたの夢の中デ〜ス」

「なに言ってるんだマネージャーそれに何その口調と妖精の格好」俺がやってるスマゲーに出てくる1番のお気に入りの妖精の格好だった。

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