夢の番人
「この姿はマネージャーと言う人の姿なんデ〜スね?よくわかりませんが髪が肩まで伸びていて綺麗な黒髪、体のラインがいい感じデ〜スね、顔はわかりませんが。さっきもいいましたがココはあなたの夢の中なので今あなたが気になっている人の形になって着せたい服装になって見えているはずデ〜ス」

「えっ」

「顔が真っ赤になってますよ」

「うるさいなぁ〜そんなのどうでもいいだろ。でなんで俺は裸で腰にタオル巻いてるだけの姿なんだ?」

「それは、今あなたがしたい格好デ〜ス。タオル巻いてるだけなのできっとお風呂でも入りたいんじゃないデ〜スか?」

「そういえば、稽古が終わったら速攻風呂にダイブしてーと思った」

「だからだと思います。ところであなたの名前はなんデ〜スか?」

「知らないのか?」

「ハイ」

「知らないで俺の夢に入ってきたのか?」

「ハイ、性別、性格、職業、善人、悪人など関係なしで夢の中に入りますので」

「俺は安曇(アズミ)サキヤ、これでも4年目のアイドルで今は時代劇の舞台の稽古中これでいいか?」
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