夢の番人

2

「どうだすごいだろ〜」

「ハイ」

サキヤは2人がギリギリ入るぐらいの幹の太さの枯れた木を作り2人で隠れた。

「抱き合ってないとキツイデ〜スね」

「いいじゃねーか支えてないと立たないくせに」

「そーなんデ〜スが、それにしてもすごいデ〜スねちゃんとこちらから透けて見えるなんて」

「そうだろ?ちゃんと防音してあるから大きい声出しても大丈夫だ」

「そう見たいデ〜スねこちらに気づいてないデ〜スね」

フィッガが木の横をゾロゾロと通り過ぎていく。

「アイツらどこまで行くんだ?」

「さぁわかりません全部倒しているので、ところでなんで枯れ木にしたんデ〜スか?岩や大きな石にすれば広いし座れたのでは?もしかして私をカリンの代わりに抱きしめたかったとか?」と番人はニヤリとする。

< 22 / 99 >

この作品をシェア

pagetop