夢の番人
「人さまの情事を見る趣味はないデ〜ス」

「しかし心はカリンだけど体はお前だろ?」

「その体はただの器デ〜スだからその体に入る心のものなので大丈夫デ〜ス」

「なんか意味が通じてないような…」

「それに意識を生霊に集中させていますから気にしないでください、それとカリンに夢の中の出来事と思わせてください、現実だと思った瞬間元に戻ってしまいますから、サキヤが普段カリンにしない事をしてください」

「しない事?」

「ハイ、例えば言葉使いとか、カリンはサキヤの事が好きデ〜スだから甘やかしてあげるのが一番デ〜ス」

「それはまかせろ」とガッツポーズする。

「今度こそ呼びます、私の体に呼びかけてください、目覚めたときは本物のカリンデ〜ス」

サキヤは一呼吸おいて「カリン」と番人の体に声をかけた。




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