夢の番人

「忘れたんですか？『番人』です」

「『番人』？………あぁァァア〜」と玉にむかって指さした。

「そこは驚くんですね」

「あたり前だろ〜思い出したぞ〜全部〜」

「それは良かった」

「なんで今まで忘れてたんだ？それになんで玉なんだ？それに言葉使い？カリンの姿じゃないのか〜」と頭を抱える。

「それは夢だからです、覚めれば全部忘れるって言いましたよね？」

「そう言われれば……そんなこと言ってたような〜」顎に手を置き頭を傾ける。