涙を流す度君に恋をする
クラス表の前。

現在身長が149.2cmの私。

当然見える訳がない。

「ちょっと待ってろ。」

大きな背中、私の大好きな背中が
どんどん前へ進んでく。

こうゆう所だよ...
本当にずるい。


「A組。俺と一緒な!」

「っ...本当?」

「こんな嘘つくかよ。」

はにかむ悠斗とは、裏腹に
私は、あまり嬉しくなかった。

だって......
悠斗が女の子を落とそうとしてる所とか
女の子と仲良く話してる所とか
女の子とイチャイチャしてる所とか
見れちゃうもん...


やばい...
それ何の覚悟してきたつもりなのに
泣きそう。。


「どうした?」

なんでこうゆう時に
喋りかけてくるの。

「ううん。」

こう返すのが精一杯。



悠斗は、何も知らない。
いや、知らなくていいんだ。
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