触れられないけど、いいですか?
「大丈夫? 気分悪くない?」
「大丈夫……」
それどころか、思った以上に暖かくて、嬉しくて、ずっとこうしていたい……。
……いや、ずっとは無理かも。ドキドキしすぎて、心臓が痛い。
「さくら。俺、今凄く幸せだよ。さくらが俺の腕の中にいてくれて、凄く幸せ」
翔君はそう言って、ほんの少し、私を抱き締める腕の力を強める。
いてくれて、なんて……私が感謝されているような言い方。
感謝してもし足りないのは、私の方なのに。
私の心臓の音、絶対翔君にまで聞こえてる。
そう思ったら益々恥ずかしくなったけれど、その直後、翔君の心臓の音も私の耳に届いてきた。
翔君の心臓の音、早い。
もしかして、翔君もドキドキしてくれているのだろうか。
そう考えたら、今度はたまらなく嬉しくなる。
「大丈夫……」
それどころか、思った以上に暖かくて、嬉しくて、ずっとこうしていたい……。
……いや、ずっとは無理かも。ドキドキしすぎて、心臓が痛い。
「さくら。俺、今凄く幸せだよ。さくらが俺の腕の中にいてくれて、凄く幸せ」
翔君はそう言って、ほんの少し、私を抱き締める腕の力を強める。
いてくれて、なんて……私が感謝されているような言い方。
感謝してもし足りないのは、私の方なのに。
私の心臓の音、絶対翔君にまで聞こえてる。
そう思ったら益々恥ずかしくなったけれど、その直後、翔君の心臓の音も私の耳に届いてきた。
翔君の心臓の音、早い。
もしかして、翔君もドキドキしてくれているのだろうか。
そう考えたら、今度はたまらなく嬉しくなる。