【短編】ひとりぼっちのクリスマス
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終業式が終わり、家に着いたのが12時頃。
家の前には、大好きな彼・カズトがいた。
カズトとは中3の時に同じクラスになって意気投合。夏前にはもう付き合い始めていた。
高校は別々になったから、あんまりデートも出来なかった。
だから、今日は本当に楽しみにしていた。
「カズト、どうしたの?
待ち合わせって4時だよね?」
「あぁ…。
そのことで、ユカリに話があって」
「???
とりあえず、上がって。
今誰もいないし」