【短編】ひとりぼっちのクリスマス
えっと…。
私、今振られてる……?
聖なる夜に!?
「その人と、両想いなの?」
混乱した頭を整理することは出来なかったけど、
カズトにそう問いかけた。
「…うん。
この前、告白されたから」
「そっか…。
じゃあ、楽しんできてね」
そんなこと、思ってもないのに。
最低 って言ってやりたいのに。
「ユカリ、本当にごめん」
カズトはそう言って、帰って行った。
ううん。
好きな人に会いに行った。