【短編】ひとりぼっちのクリスマス
「こんなの、1人で食べれるわけないじゃん」
オードブルは、大きい。
サッカー部のカズトは私の倍以上は食べるから、大きめのを注文した。
「はぁ……」
カツサンドを手に取り一口。
美味しい…。
美味しいけど、何かもの足りたい。
1人だからかな、なんて考えて。
もう1つ手に取った時
ピンポーン
インターホンが鳴った。
カズトが戻ってきたのかな?
なんて考えながら玄関の扉を開けると
「よっ!」
幼なじみのトウマがいた。