【短編】ひとりぼっちのクリスマス
「あ!美味そう!!」
リビングに置いてあるオードブルを見たトウマは、小学生みたいにテンションが上がってる。
「1人で食べれないし、トウマも食べていいよ。
…って、もう食べてるし」
トウマが家に来たのは予想外だったけど、来てくれて嬉しい。
1人でいたら、ため息ばっかだったと思うし。
「トウマ、ありがとう」
「ん?
ユカリ、早く食べないとなくなるぞ~」
「あんたは遠慮っていう言葉を知りなさい!」