ストーカーの僕と君
でも、僕は諦める気にはなれなかった。
もっと彼女と話したい。彼女を知りたい。
という気持ちが、どんどん大きくなっているのが自分でも分かった。
毎晩寝るときに僕は彼女のことを考える。
どうすれば彼女に近づけるのか
考えていると、昔読んだ小説を思い出した。
その小説は主人公がある女性を愛するあまり、殺してしまうという内容だった。
なんて、残酷な物語だろうか
当時の僕はそう思っていた。
だが、今の僕は切ない物語だとも感じた。