ストーカーの僕と君
その日から、僕が毎日コンビニに足を運ぶたびに彼女はなんだかいつもより笑顔を見せてくれるようになった気がする。
僕は11月5日、傘を貸してくれた彼女に話かけようと決心した。
いつもと同じように彼女にコーラを渡すと、
「あのっ!この前はありがとうございました。」
と大きな声で言った。
彼女は面白そうに笑うと、
「いえ。困っているのが見えたので。
お名前なんて言うんですか?」
と言った。
この発言に僕は言葉を失った。