ストーカーの僕と君

思えば、僕が変わってしまったのはその日がきっかけだ。

僕は毎日彼女のことが気になって仕方なかった。
朝ごはんを食べる時も授業を受ける時も、寝る時も

だから、ある日僕は彼女に言ってみた。

「連絡先を交換しませんか。」

「すみません。お客様との個人的なやり取りは禁止されているので。」

あっさりと断られてしまった。

まぁ、そうだよな。普通。

結果は分かっていても、ショックは大きい。

「すみません。変なことを言ってしまって。」

彼女に悪く思われたくないので必死に笑顔を作る。
< 9 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop