青い春が僕らを待っている
1 プロローグ
私の姉、城崎萌(しろさきもえ)はバレーボール部に所属している。5歳下の妹の私は姉の応援に親と一緒に行った。たくさんのお母さんたちがパイプ椅子に座って一生懸命応援している。そんな中、小学三年生の私はちょこんと猫背ですわっていた。はやく家に帰りたい...。バレーボールに全く興味がなかった私はそんなことをずっと思っていた。やっと1試合が終わった。私にとってすごく長かった。
「本当にはやく家に帰りたいのに...。」不機嫌の私はそんなことをブツブツ言っていた。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□
あの練習試合から何日経ったのだろうか。夏休みがあけて少したった暑い9月の日。
「1年生なのにすごいの!!」
私の姉城崎萌(しろさきもえ)がはしゃいで言う。この話は9月になってから何度も聞いた。1年生の田寺美陽(たでらみよ)がどうやらすごくバレーボールが上手らしい。
「またその話?」
何回も聞いたその言葉に私は呆れて返事をした。
「だって、本当にすごいんだもん!!1年生でジャンプサーブだよー!」
美陽ちゃんは小学生の頃からバレーボールをやっていたらしく2年生より上手らしい。
「美陽ちゃんはどこでバレーボール小学生の頃やってたんだろうね。」
バレーボールなんて興味もない。やりたくもない。でも、これだけは気になった。
「TVCってとこらしいよー!」
そこで2年生よりも上手になれるのか...。そこでバレーボールを好きになれるのか...。
「入っちゃえば??」
いきなり私のお母さんが会話に入ってきた。
「なんで笑笑?」
私は思わず笑ってしまった。運動が苦手な私がなんで??
「だって、小学3年で150cm以上ある人なんてななの他に知らないよ笑!もったいないじゃん!運動しなよ!!」
「ほーん...。んま、興味はある。」
「そーいえば○○がさー...。」
お姉ちゃんがほかの話を始めた。バレーボールか...。あんなに早く家に帰りたいって思ってたのに、なぜか今は練習試合を見に行きたい。TVCて体験とかないのか...?そんなことを考えていた。
この気持ちは言葉では表せない。まるで楽譜に並んでいた音符がぽんっとひとつ上の音に上がったようだった。
私の姉、城崎萌(しろさきもえ)はバレーボール部に所属している。5歳下の妹の私は姉の応援に親と一緒に行った。たくさんのお母さんたちがパイプ椅子に座って一生懸命応援している。そんな中、小学三年生の私はちょこんと猫背ですわっていた。はやく家に帰りたい...。バレーボールに全く興味がなかった私はそんなことをずっと思っていた。やっと1試合が終わった。私にとってすごく長かった。
「本当にはやく家に帰りたいのに...。」不機嫌の私はそんなことをブツブツ言っていた。
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あの練習試合から何日経ったのだろうか。夏休みがあけて少したった暑い9月の日。
「1年生なのにすごいの!!」
私の姉城崎萌(しろさきもえ)がはしゃいで言う。この話は9月になってから何度も聞いた。1年生の田寺美陽(たでらみよ)がどうやらすごくバレーボールが上手らしい。
「またその話?」
何回も聞いたその言葉に私は呆れて返事をした。
「だって、本当にすごいんだもん!!1年生でジャンプサーブだよー!」
美陽ちゃんは小学生の頃からバレーボールをやっていたらしく2年生より上手らしい。
「美陽ちゃんはどこでバレーボール小学生の頃やってたんだろうね。」
バレーボールなんて興味もない。やりたくもない。でも、これだけは気になった。
「TVCってとこらしいよー!」
そこで2年生よりも上手になれるのか...。そこでバレーボールを好きになれるのか...。
「入っちゃえば??」
いきなり私のお母さんが会話に入ってきた。
「なんで笑笑?」
私は思わず笑ってしまった。運動が苦手な私がなんで??
「だって、小学3年で150cm以上ある人なんてななの他に知らないよ笑!もったいないじゃん!運動しなよ!!」
「ほーん...。んま、興味はある。」
「そーいえば○○がさー...。」
お姉ちゃんがほかの話を始めた。バレーボールか...。あんなに早く家に帰りたいって思ってたのに、なぜか今は練習試合を見に行きたい。TVCて体験とかないのか...?そんなことを考えていた。
この気持ちは言葉では表せない。まるで楽譜に並んでいた音符がぽんっとひとつ上の音に上がったようだった。
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