なんでもない12月24日

行為と化す





「腹減ったな~なんか食うもんあったっけ」




冷蔵庫を覗き込んだがどれも


炭水化物のお供となるものばかりで


夜に食すのは控えたかった


それに今から料理するのはめんどくさい




「ん~ラーメンでいいや」




私は残り1パックのマルちゃん生麺をあけ火にかけた




「なんか具あっかな」




中には白菜やもやししか見つけられなかった




「もやし...痛んでるけどこれでいっか」




一緒になべに入れた




「CMみたいにネギいれて食ってみたいな」




といいつつ野菜室をのぞくと




「あ、あんじゃんネギ」




おそらく親が忘れていったのであろう


白い部分だけのネギが転がってきた


それをプラスチックでぺらぺらのまな板に置き


切り始めた




「ネギってどんくらい切るんだろ、みじん切りかな」




料理をたいして気にせずやってるもんだから


こういうときに困る




「ま、長いのがあってもいいよね」




適当に切ってなべにぶち込んだ




出来上がってから適当に食っておいた



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