絶対にバレてはいけません

そして、数分後

私の頭が誰かに優しく撫でられているように感じた。

「梨々香、ごめん。

俺、やっぱお前いなきゃダメだわ。」

と聞き覚えのある低い声が聞こえてきた。


「は、はる、と?」

私が薄ら薄ら目をあけると

晴翔がハッとした顔をみせた。

「いまの、聞いてたのか?」

「お前いなきゃダメ‥とか?」

私が言うと晴翔は恥ずかしそうに顔を背けた。


なにその反応期待するじゃん‥。


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