絶対にバレてはいけません


「お前と結ばれた時やっと物にできるって思ったのに梨々香は俺のこと避けるし。

何かしたのかと思って実家に行くと彼氏ですって別の男を紹介されるし。

挙げ句の果てに妊娠しました、結婚するので退職しますだと?」

マシンガントークを繰り広げる晴翔に私は思っていることを伝えることにした。


「嘘ついてごめんなさい。
涼くんはただの幼馴染でとっさに彼氏って言ってくれただけなの。

晴翔には大切な人が居るってきいたから。

私は身を引いたの。」

ごめんねと顔を上げれずにいると晴翔は優しくきいてきた。





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