絶対にバレてはいけません

「え、お前、梨々香か?
久しぶりだな。」

と私の頭をガシガシと撫ぜてきた。

「り、涼くん髪の毛ボサボサにしないでよ。
でも!久しぶりだね?」

と、ニコッと笑うと涼くんも笑顔を見せてくれた。

彼は同い年なのに大人びていて、幼馴染のお兄ちゃんみたいな感じなのは変わってない。

「久しぶりにあったんだから今日飲みに行かね?梨々香、会いてる?」

「あ、う、うん。いく。」

私の歯切れの悪い返事に涼くんは不思議そうな顔をしたが何かを察したのか

「とりま今日の19時に家に迎えにいくから。」
と言ってリビングを出て行った。




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