絶対にバレてはいけません
家の前につくと見覚えのある人が自宅の壁にもたれかかっているのがみえた。
「あ、晴翔…。」
私の声に反応したのが涼くん。
「あそこにいるのがお前の好きなやつか?」
と涼くんがこそっと耳元で聞くので
私はうんと首を縦に振った。
すると、涼くんは私の手を握り晴翔の所まで進んだ。
「梨々香、ちょっと話があるんだけど…」
と晴翔が話し始めると視線が私たちの手に向くと、はっと何かに気がついたように言葉を詰まらせた。