絶対にバレてはいけません

晴翔が去った後私は涼くんに

「なんで嘘ついたの?
彼女だって、違うじゃん。」

「ごめんごめん。

梨々香のこと本当に好きか試したんだよ。

(あれの悔しそうな表情、本気で梨々香のこと…)」

と手を顔の前に合わせて謝る涼くん。

「絶対勘違いしてるよ、晴翔。
まあ、都合よかったかもね。」

だって、私は晴翔と一緒にいられないんだもん。

それでいいんだ。



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