絶対にバレてはいけません

私は、明日になれば誰かが開けてくれるだろうと思いその場でじっと待つことにした。

一時間、二時間はたっただろうか。

私は、寒さで感覚が鈍ってきた。
あ、やばいかも‥と思っていると

ガチャと倉庫のドアが開く音が聞こえた。

「りりかぁ!」

あ、晴翔だ。
大好きな人の声がする。


「梨々香しっかりしろ。今助けてやるから。」
といって私に上着を着せてくれてお姫様抱っこで会社の休憩室に連れて行ってくれた。


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