絶対にバレてはいけません

病院に行くと、先生に一応検査してもらい特に以上ないとのことだったので普通に帰ることができた。

ただ、先生には
「低体温症になるちょっと前まで来ていたから気をつけてね。

あなたの体はひとつじゃないのだから。」

といわれ私は仕事を続けるか考えることにした。

家への帰り道私のスマホに着信があり出ると

「梨々香、大丈夫だった?
いまどこ?」

と親友の花音からだった。


「いま病院からかえるところ。
約束してたのにごめんね。」

と花音に謝る私に彼女は

「そんなことはいいの!梨々香体調大丈夫なの?
赤ちゃんも。」
と私の体のことを心配してくれている。

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