絶対にバレてはいけません
決意
次の日会社に出社すると私はすぐに上司の木村さんのところへ行くことにした。
「木村さんちょっといいですか?」
というと木村さんは怪訝な顔をしたがすぐ笑顔をみせて、「いいわよ。」
といってくれた。
二人で人がいないミーティングルームに入り私が話し始める。
「木村さん、私この仕事をやめようと思います。
無責任だって言われるかもしれないのですが、お腹の赤ちゃんのため、そして、西山さんのために私はここにいたらダメなんです。
本当にすいません。」
私の話を最後までじっと聞いてくれる木村さんに私は下げた頭をあげれずにいた。