絶対にバレてはいけません

その日昼休み花音に呼び出されて一緒にランチにきた。

「ねえ、ほんとうにやめるの?」

「うん、もう木村さんには言ったよ。
このまま会社にいると赤ちゃんも危ないし、晴翔に迷惑かかるでしょ?」

「だからって‥」

と花音はなにが言いたそうだったけど私の決意が固いことを察したのかなにも言わなくなった。

花音心配かけてごめんね。

でも、こうするほうがみんないいんだ。

晴翔にとっても‥。



< 74 / 115 >

この作品をシェア

pagetop