私達の世界はタイトル未定。
守屋君はコーヒーだけを飲んでいて、私はアイスティーを頼み、目の前の守屋君を見つめた。
子供の頃よりはもう大人っぽくなっても、小さい時の面影が残っている守屋君の笑顔。
「うん、確かに言ってた通り、都ちゃん今少し話しやすそうだね」
「き……いてて、分かる?」
「分かるよ、だって俺ら、付き合い長いじゃん」
私達は幼馴染で、これまで長い時間を過ごしてきたし、私にとって守屋君は、大事な存在には変わりない。