私達の世界はタイトル未定。




「でも、鳰さん、一歩、一歩、前を向きましょう。一緒にいるから、大丈夫ですよ」

「……うん、そうですよね」

「大丈夫」

「……ありがとう」

 不安が完全になくなったわけではないけれど、私は以前の私とは違う。

 変わりたい、変われたらと思って、今は私は奈古君と一緒に歩いている。



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