学園スパイラル~七不思議編~
「企てるなんて、やだなあ」
「我々は人助けをしているんだよ」
「人助け?」
耕平の片眉がぴくりと上がる。
こいつの人助けなんてロクなもんじゃない。今までこいつがしてきた事を思えば、人助けなどという善意的なものではなく、単なる好奇心からだ。
常に自分の上をいく成績の匠に、耕平は少なからず妬みを抱いている。
「乗りかかった船だ。君にも手伝ってもらおう」
「ちょ──!? 待て、待って! 乗りかかってもいないぞ僕は!」
匠の言葉に、健は有無を言わさず耕平の首根っこを掴んで引きずっていった。
「あれ? 理科実験室じゃないの?」
目的の場所とは異なる方に足を向けた匠に健は小首をかしげる。
「うん。やはりプールから行こう」
「我々は人助けをしているんだよ」
「人助け?」
耕平の片眉がぴくりと上がる。
こいつの人助けなんてロクなもんじゃない。今までこいつがしてきた事を思えば、人助けなどという善意的なものではなく、単なる好奇心からだ。
常に自分の上をいく成績の匠に、耕平は少なからず妬みを抱いている。
「乗りかかった船だ。君にも手伝ってもらおう」
「ちょ──!? 待て、待って! 乗りかかってもいないぞ僕は!」
匠の言葉に、健は有無を言わさず耕平の首根っこを掴んで引きずっていった。
「あれ? 理科実験室じゃないの?」
目的の場所とは異なる方に足を向けた匠に健は小首をかしげる。
「うん。やはりプールから行こう」