おい、好きになれよ。
初日から遅刻した。最悪だ。

なんか視線を感じる。

あ、今朝ぶつかった女だ。
にらまれてる気がするんだが。

そしたらチャイムがなった瞬間その女は俺のところに来た。
下向いて知らないふりをしよう。

「ちょっと!さっきぶつかったときストラップこわれちゃったんだけど。」

「ん?あ。朝の。謝ったじゃん。」

まだなんかごちゃごちゃいっているので

「ごめんだけど諦めてもらえる?」
とにこっと笑ってその場から離れた。
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