Flower〜君に伝えたいことがある
……一葉を信じてみよう
私は乱れていた制服のリボンに手をかける
震える手でボタンを外しシャツを脱ぐと
制服からは見えないあの日の傷跡が見える
誰にも見せることなんてないと思ってた……
「こんなのでごめんね……」
咄嗟に出た言葉
泣きそうになるのを抑える
「三葉……ごめん…」
その言葉に私はまた顔を背けた
……やっぱり見せるじゃなかった
こんな身体じゃ引かれるに決まっている……
けれど一葉は何も言わずに私を抱きしめた
そして肩や胸元にある痣を優しく指までなぞる
私の胸はドクンと脈を打つ
そのまま髪をかきあげ私を呼ぶベッドに寝かせた
「三葉……気づいてあげられなくてごめん………」
一葉は私に優しくキスをした……