Flower〜君に伝えたいことがある
~mitsuba side
今日もまた教室の入口で
誰かが私の名前を呼んでいる
呼び出されたのは1階の渡り廊下
「俺さー三葉ちゃんのこと好きみたいなんだよね」
曖昧な言葉
人間は遠回しで後で言い訳出来るような自己防衛の言葉しか言わない
「ゴメンなさい」
いつもの様に無表情で断りの返事をする
「ゴメンなさいじゃなくて!1回でいいから付き合ってよ!」
近寄って来た男子を押しのけようとすると
両手首を掴まれた
「……いや……いや!!離して!離してよ!!」
一気に恐怖が襲った
何とか手を振り払い逃れようとする
でも直ぐに追いつかれる
「クソがっ!調子に乗りやがって!!」
振りかぶられる手に
あの時のことがフラッシュバックする……
誰かが私の名前を呼んでいる
呼び出されたのは1階の渡り廊下
「俺さー三葉ちゃんのこと好きみたいなんだよね」
曖昧な言葉
人間は遠回しで後で言い訳出来るような自己防衛の言葉しか言わない
「ゴメンなさい」
いつもの様に無表情で断りの返事をする
「ゴメンなさいじゃなくて!1回でいいから付き合ってよ!」
近寄って来た男子を押しのけようとすると
両手首を掴まれた
「……いや……いや!!離して!離してよ!!」
一気に恐怖が襲った
何とか手を振り払い逃れようとする
でも直ぐに追いつかれる
「クソがっ!調子に乗りやがって!!」
振りかぶられる手に
あの時のことがフラッシュバックする……