Flower〜君に伝えたいことがある
翌朝2人で学校に行く
ペアのネックレスをつけて……
まる2日一緒にいたせいか
別の教室に行くのも寂しくなった
「一葉……なんかあったでしょ?」
陸斗がニヤニヤしながら聞いてくる
「別に?」
「一葉わかりやすいから!!今までアクセサリーとかつけたことも無いくせに~」
陸斗はなんでもお見通しみたいだ
「……一葉?もうあの子はいいの?」
【みつ】の事だ
全てを知っている陸斗は心配そうに俺に聞く
「あぁ、あの子には感謝してるし、会ってみたい気持ちもあるけど……今は三葉と一緒にいたいと思ってる」
「みぃちゃんを助けてあげるつもりだったのに
一葉がみぃちゃんに助けられたね!」
「あぁ、ホントそうだな」
「自分ばっかり幸せになりやがって~!!」
陸斗は悔しそうにそう言った