Flower〜君に伝えたいことがある
「ただいまー」
「皆ー!みぃちゃんが来たわよ!」
その掛け声に中から沢山の子供達が次々とで迎えに来る
三葉はみんなに囲まれていつになく嬉しそうだ
「楠木くんだったかしら?こちらへどうぞ」
園長から促されリビングのような部屋に行く
そこは皆が作った工作や絵画トロフィーなどが置かれていて本当に家族が集まる家みたいだった
「楠木くん、学校での三葉はどう?……変な時期に転校しちゃったから心配で」
「最近よく笑ってくれるようになりました」
「そう、良かった……」
安心した様子の園長
「三葉のことどれぐらい知ってるの?」
「多分ある程度は話してくれたと思います」
「全部理解してお付き合いしてくれてるって思っても大丈夫?」
「もちろんです」
「そう……」
園長はニコニコしながら
それでも少し目には涙を浮かべ話してくれた