Flower〜君に伝えたいことがある
〜ichiyou side
昼休みが終わり午後の授業が始まろうとしている
……が、
俺は屋上に居る
陸斗と……小石川……
小石川から突然の告白を受け呆然としていたら
陸斗がここじゃなんだからといって屋上に来ることになった
小石川と向かい合わせで座らされ
それを横からニヤニヤしながら見つめる陸斗
「……」
「…………」
沈黙が続く
「一葉、付き合ってみたら?」
「なんで?」
陸斗が突然変なことを言うから咄嗟に出てしまった
「だってさー、小石川ちゃんのさっきの状況みて可哀想だと思わない?毎日あんな目に合っちゃうんだよ?今日は俺達がたまたま居合わせたから良かったけどさ…それにお前だったら小石川ちゃんの気持ちわかってあげれるんじゃないの?」
確かに陸斗の言うことは一理ある
ちらっと小石川の方を見ると
震わせていた身体は
守ってあげたくなるような細さだ
色素の薄い茶色い髪が風に揺れている
肌は白く、大きくて丸い目にはどこか力がないように見えた
「一葉が彼氏だったら他の男子も手出さないっしょ?そしたら小石川ちゃんも安全だし!
それに一葉も彼女が出来れば毎日楽でしょう?」
確かに名案かもしれない……
「小石川はそれでいいの?」
俺が聞くと小石川はコクンと頷いた
「よし!決まりー!!何か俺、キューピットになったみたい!」
目を輝かせた陸斗にのせられて
俺は小石川と付き合うようになった
……が、
俺は屋上に居る
陸斗と……小石川……
小石川から突然の告白を受け呆然としていたら
陸斗がここじゃなんだからといって屋上に来ることになった
小石川と向かい合わせで座らされ
それを横からニヤニヤしながら見つめる陸斗
「……」
「…………」
沈黙が続く
「一葉、付き合ってみたら?」
「なんで?」
陸斗が突然変なことを言うから咄嗟に出てしまった
「だってさー、小石川ちゃんのさっきの状況みて可哀想だと思わない?毎日あんな目に合っちゃうんだよ?今日は俺達がたまたま居合わせたから良かったけどさ…それにお前だったら小石川ちゃんの気持ちわかってあげれるんじゃないの?」
確かに陸斗の言うことは一理ある
ちらっと小石川の方を見ると
震わせていた身体は
守ってあげたくなるような細さだ
色素の薄い茶色い髪が風に揺れている
肌は白く、大きくて丸い目にはどこか力がないように見えた
「一葉が彼氏だったら他の男子も手出さないっしょ?そしたら小石川ちゃんも安全だし!
それに一葉も彼女が出来れば毎日楽でしょう?」
確かに名案かもしれない……
「小石川はそれでいいの?」
俺が聞くと小石川はコクンと頷いた
「よし!決まりー!!何か俺、キューピットになったみたい!」
目を輝かせた陸斗にのせられて
俺は小石川と付き合うようになった