Flower〜君に伝えたいことがある
結局俺達は午後の授業を受けずに放課後になった
夕方になっても体を火照らせる今の季節
屋上にずっとたため今にも干からびそうになっていた
近くのカフェで3人で喉を潤す
改まって自己紹介をするのもなんだが
それぞれに挨拶をかわす
「俺、城井 陸斗!小石川ちゃん!りっくんって呼んでね」
相変わらず陸斗はチャラい
でも所属しているバスケ部での実力は
誰もが認めるものだ
チャラいと言うか女の子にめちゃくちゃ優しい
そのおかげでファンクラブらしきものまで出来ている
「一葉……楠木一葉」
とりあえず何を話せばいいのかわからない
今までの彼女にもそうだった
自分から話すことはない
相手が俺の事を勝手に好きで
勝手になんでも話してくるから
それに応えるだけの会話だった
「……小石川 三葉です」
「うん!知ってる!ねぇねぇ!みぃちゃんって呼んでいい??」
「はい」
親しげに話す陸斗に小石川はニコリともせずに答えた
そんな小石川に親近感を覚える
「一葉も!小石川じゃなくてみぃちゃんって呼んだら?!」
「は?!」
「は?!じゃなくて!カレカノなんだから苗字で呼ぶのは変だよ!ね?みぃちゃん!」
困った顔の小石川
「陸!小石川が困って……」
「私は!私はなんでもいいです」
俺の言葉を遮り小石川はそう言った
「じゃぁ決まりー!!みぃちゃんね!」
ホント陸斗はチャラい
夕方になっても体を火照らせる今の季節
屋上にずっとたため今にも干からびそうになっていた
近くのカフェで3人で喉を潤す
改まって自己紹介をするのもなんだが
それぞれに挨拶をかわす
「俺、城井 陸斗!小石川ちゃん!りっくんって呼んでね」
相変わらず陸斗はチャラい
でも所属しているバスケ部での実力は
誰もが認めるものだ
チャラいと言うか女の子にめちゃくちゃ優しい
そのおかげでファンクラブらしきものまで出来ている
「一葉……楠木一葉」
とりあえず何を話せばいいのかわからない
今までの彼女にもそうだった
自分から話すことはない
相手が俺の事を勝手に好きで
勝手になんでも話してくるから
それに応えるだけの会話だった
「……小石川 三葉です」
「うん!知ってる!ねぇねぇ!みぃちゃんって呼んでいい??」
「はい」
親しげに話す陸斗に小石川はニコリともせずに答えた
そんな小石川に親近感を覚える
「一葉も!小石川じゃなくてみぃちゃんって呼んだら?!」
「は?!」
「は?!じゃなくて!カレカノなんだから苗字で呼ぶのは変だよ!ね?みぃちゃん!」
困った顔の小石川
「陸!小石川が困って……」
「私は!私はなんでもいいです」
俺の言葉を遮り小石川はそう言った
「じゃぁ決まりー!!みぃちゃんね!」
ホント陸斗はチャラい