恋愛格差~本気の恋を教えて~
朝、改札を出で人の波に乗りながら颯爽と歩く

ショーウィンドウに映る自分を横目で見る

髪型変えてみよっかなー

なんとなくそう思った

茶色いロングのストレート、風になびかせたくて選んだ
だけのストレート

そろそろ飽きてきた


「もしかして、栞?」

肩をポンとたたかれる

「あ、杉浦先輩!どうしたんですか?」

「会社、この近くなんだ。」

「私もですよー。偶然ですね」

「良かったら、今夜食事でも?」

「はい、ぜびー」

手帳の隅に電話番号を書くと、それをビリっと小さく
破り私に手渡した


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