恋愛格差~本気の恋を教えて~
「お前本当に付き合ったことあるのか?」

いつの間にか離れた身体は家主のいない空き家みたいで

普段の鋭い眼光はなく、猜疑心を向けられて
私は居心地の悪ささえ感じた

「ありますけど?数は忘れる程に」

そのときの私はいつものドライで無表情な私だったと思う

「そんな威張ることか?」

ほくそ笑むとはこのことか
その言葉がピッタリと当てはまる

「この際だからハッキリ言うわ」
「どうぞ。」

スーッと大きく深呼吸して、自分をさらけ出した
そんな必要ないのに、、、


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