恋愛格差~本気の恋を教えて~
それが私の本心だから

拓真とはずっと変わらないままでいたい

恋はいつか終わりが来る
でも、腐れ縁は終わらない

「栞?なにしてんだ?」
「えっ?」

振り返ったその先には、買い物袋を提げたアイツが
怪訝そうな顔で立っていた

今一番鉢合わせちゃダメな二人

私の願いもむなしく、見事に鉢合わせしてしまった

さて、この状況をどうやって打破するか

口火を切ったのは意外にもアイツで、、、

「ちょうど良かった。材料多目に買ったし、栞の
彼氏も一緒に夕飯どうだ?」

呆気に取られたのは私だけじゃなくて、拓真も同じで。


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