好きです、未来の旦那様
二時間なんてすぐすぎて、今は車の中。
お母さんとはなしてる。
なんでも、私の婚約者はお金持ちのお坊っちゃまらしく、今から伺う家も豪邸なんだって。
それでなんで急に婚約なのかと言うと、お母さんと向こうのお母さんが親友で、ちょうど同い年の子供がいるから結婚させよう!って約束してたらしい。
私にはなしてくれたことないよ!お母さん…
そんな私の暗い気持ちとは裏腹にお母さんは「まぁ安心して‼相手はひなも気に入るわよ」と明るい言葉。

「でも私好きな人いるんだよ!知ってるでしょ!?」精一杯の抵抗はしたけど
「知ってるわよ!それに関しては大丈夫バッチグー」意味深…婚約者の家までは十五分と、意外に近かった。
そしてほんとに豪邸!お金持を物語っていた。
婚約者…どんな人なんだろう…
**
いよいよ会食。高そうな料理。豪華な客間。そして前に座るのは、能美さんだった!
彼が私の婚約者~~‼?
お母さんの言葉の意味がやっとわかった…
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