俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」
ため息をつき、俺はキッチンに立って酒とつまみを探す。幸いなことに、ウイスキーとビールがあった。つまみは、珍しく作りすぎて余ってしまった野菜スティックと鶏肉の甘辛煮でいいだろう。というか、これで文句を言うのなら殴ってでも追い出す。
「…こんなものしかなかったのだが…」
俺が酒とつまみを持ってリビングに行くと、レムはベルの頭を撫でていた。レムは何度かこの家に来たことがあるため、ベルもレムに特別懐いている。……一番は俺だが。
「おお〜!よっしゃあ酒だ!!」
ベルを撫でている時は、どこか暗さを隠していた顔が、酒が見えた瞬間に崩れ去った。まるでクイズに正解した子どものように手を叩いてはしゃいでいる。いや、コイツは二十六歳児だったな。
「ビールとウイスキー、どっちを飲むんだ?」
俺が訊ねると、考えることもなくレムは「ビール!」と答える。俺はグラスをレムに渡した。
「ええ〜!入れてくれないのかよ!リーバスのドケチ〜!」
「うるさい!飲ましてやるんだから、それくらいは自分でやれ!」
俺は、自分のグラスにウイスキーを入れながら言った。
「…こんなものしかなかったのだが…」
俺が酒とつまみを持ってリビングに行くと、レムはベルの頭を撫でていた。レムは何度かこの家に来たことがあるため、ベルもレムに特別懐いている。……一番は俺だが。
「おお〜!よっしゃあ酒だ!!」
ベルを撫でている時は、どこか暗さを隠していた顔が、酒が見えた瞬間に崩れ去った。まるでクイズに正解した子どものように手を叩いてはしゃいでいる。いや、コイツは二十六歳児だったな。
「ビールとウイスキー、どっちを飲むんだ?」
俺が訊ねると、考えることもなくレムは「ビール!」と答える。俺はグラスをレムに渡した。
「ええ〜!入れてくれないのかよ!リーバスのドケチ〜!」
「うるさい!飲ましてやるんだから、それくらいは自分でやれ!」
俺は、自分のグラスにウイスキーを入れながら言った。