俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」

胸が嬉しさでいっぱいになる。気がつけば、俺はクリスタルを抱きしめていた。

「リ、リーバス！？」

クリスタルは逃れようとするが、俺はクリスタルを離したりはしない。ぎゅっと強く抱きしめる。

「……クリスタル」

震える声で、クリスタルの耳元でささやいた。

「俺も、ずっとお前が好きだ。愛している」

「やったー！！両想い！！」

俺の腕の中で、クリスタルがはしゃぐ。名前は変わってしまったが、愛しいことに変わりはない。

もう触れ合えないと思っていた人と、こうして笑いあっているのだから。

「…それで、家はどこに住むつもりなんだ？」

甘い空気も大切だが、生活するのなら真面目な話に戻さないといけない。俺が真面目な顔に戻りクリスタルに訊ねると、クリスタルはきょとんと首を傾げた。

「えっ…？ここに住むつもりで来たんだけど…」

ん？一緒に住む？

俺の頭の中で、色々なクリスタルの姿が想像される。俺は真っ赤な顔をしながら、「ここに住むつもりなのか！？もっと早く言え！！」と叫ぶ。

クリスタルは、ひまわりの花のような明るい笑顔を見せる。俺はその花を見つめていることにした。




続く！