本当の私、迷走中です 〜番外編・晃ver〜
キーンコーンカーンコーン

よっしゃー‼
昼休み‼

いつものようにユキが弁当を持ってオレのところに来る。

「ユキ、今日も髪がボサボサだぞ?少しは女子らしくすればいいのに…」

ホントは、ユキがモテてくれなくていいけど。
だって、オレ以外の人と付き合って欲しくないから。

「うるさい!女子らしくすんのは苦手なの‼晃が一番知ってるでしょ‼」
「へいへい」
「……」

いつも軽〜〜〜いケンカみたいなのをする。

それが、まぁ、もっと仲良いのかなって思えるのだけど。

あ‼
そうだ‼
転校生のこと、教えてやらねぇと‼

「それより、ユキ」
「ん?何?」
「転校生、この学年に来るって噂、聞いた?」

ユキは“え…?”って言いそうな顔をしている。
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