青い龍の激情
その拳を、誰かが止めた。

「何、するんだ?」

その人が振り向くと、ベッドから引きずり降ろされた。

よかった!

誰か、来てくれたんだ!


「うーうー!」

「知世さん!」

この声は、増田さんだ。

「なんだあ?この野郎!」

すると、残り二人も、ベッドから引きずり降ろされた。


「高田組の者だ。大人しくしろ!」

この声は……ユウさん!

「げっ!青い龍!!」

私を犯そうとしていた3人は、一斉に怯えた。

「これは、俺の女だ。返してもらうぞ。」

「は、はい!」

すると犯人達は、ビデオを持って、立ち去ろうとした。

「待て。誰の差し金だ。」

「えっと……」

犯人達がユウさんに、詰め寄られている頃、私は増田さんの手で、ベッドから解放された。

もちろん、口のハンカチも取ってもらった。
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