青い龍の激情
「そうなの?」

何の為に?

ううん、知世。

これは、神様が私にくれたチャンスなのよ。

私は、覚悟を決めた。


ユウさんは、部屋まで私を送ってくれた。

戸が閉まる音がする。

私は、ユウさんを背中から、抱きしめた。

「ユウさん。」

胸がドキドキする。

でも不思議だったのは、ユウさんの心臓も、早くなっていた事だ。

「私、ユウさんの事が好きです。」

「知世さん。」

ユウさんは、私の腕を放すと、私の目を見つめてくれた。


「だから、お願い。このまま、抱いて……」

すると、ユウさんは私の唇に、キスしてくれた。

「俺もだ。今、心の底から、知世を抱きたい。」

そして私達は、畳の上に座ると、キスしながらお互いの洋服を、脱がした。

「もう、今度は待てって言われても、待たないからな。」
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