青い龍の激情
「待ってなんて、言わない。早く、早く奪って欲しいの。」

「焦らないで。朝まで、時間はたっぷりあるんだ。」

ユウさんは、ニコッと笑うと、私の体を愛撫し始めた。

「ああっ……ユウさん……」


涙が出てくる。

ユウさんに、抱かれる日がくるなんて。


「流れ弾に当たって、病院に運ばれた時、真っ先に君の事が頭を過った。」

ユウさんの真剣な顔。

見ているだけで、胸が切なくなる。

「俺が死んだら、悲しんでくれるのか。そう思ったら、俺はなんて、愚かな事をしたのだろうと。」

「愚かな事?」

「ああ。どうして、君に気持ちを伝えないのか。心底悔やんだ。」

「ユウさんの……気持ち?」

ユウさんは、私の頬を撫でてくれた。

「君を愛している。初めて会った時から、ずっと……」
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