青い龍の激情
「少し痩せたんじゃないか?」

「……だって、食欲ないんだもん。ユウさんが、私を放っておくから。」

「すまなかった。仕事が立て込んでいてね。」


我が侭だって、分かっている。

でも私は、一日だってユウさんと、繋がっていたい。


「今日から毎日、連絡するよ。ちゃんと飯も食って、大学に通うんだぞ。」

「うん。」

「知世。俺は一日だって、お前を考えない日はない。いいな。」

「うん、うん。」

そう言ってユウさんは、車に乗って行ってしまった。


いつの間にかお店の外に出ていたお父さんがいた。

「何だって?」

「……これからは毎日、連絡するって。」

「けっ!言われてからやるのは、誰だってできるんだよ!」

何だか、立場が交換したみたい。

1週間前までは、ユウさんの方が、立場は上だったのにね。
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